ひとり情シスの責任感と即応性、そしてやりがい

私の情シス経験談

70人規模の会社で、多岐にわたるシステムを導入している環境での業務委託は、決して楽なものではありませんでした。

前任者がすぐに退職されたことで、急遽引き継ぎを受けることになり、70人もの社員からの問い合わせに、土日祝日も関係なく対応しなければならなかったのです。

特に、会社のPCやiPhoneの紛失といった緊急性の高い問い合わせには、即座に対応できる体制が求められます。

私自身、前の職場でも同様の業務を経験していたため、その重要性を十分に理解していました。

しかし、いつ、どんな問い合わせがくるか予測できない状況下で、常に対応できる状態を維持することは、精神的な負担が大きいものでした。

にもかかわらず、私はこの業務に全力で臨みました。

それは、単に責任感が強いというだけではなく、誰かの役に立ちたい、悩んでいる人に力になりたいという強い思いがあったからです。

情報システム担当者という仕事は、一見地味で目立つことのない仕事かもしれませんが、会社全体の円滑な運営を支える非常に重要な役割を担っています。

特に、中小企業では、情報システム担当者が一人しかいないという場合も多く、その人が休むと業務が滞ってしまうという事態も起こりえます。

そのような状況下で、私が提供したサービスは、会社にとって不可欠なものだったと言えるでしょう。

つづく